2011年3月11日、未曾有の東日本大震災。
この震災により、私たち塗り替え研究会の同志である塗装業者様も数多く被災されました。
被災地の塗装屋さんは、「地域の皆さまのお家を、幸せ色に塗替える」という今まで普通にやってきた大好きな塗替えが、機材が流されて出来ない環境だとお聞きしました。漁師は船がないと漁が出来ないように、私たちは、塗料と塗装機器がないと仕事が出来ません。しかし、被災地では同業者を苦しめる問題の「2重ローン」。
塗装屋さんが所有していた機材などは破損し、商売道具が奪われ、状況は厳しいうえに、さらにローンで購入している機材の支払いだけは続いていくという非常に耐えがたい状態を知り、私たちは日本塗替え研究会として何ができるか考えました。
その思いに、塗装機器メーカーである「精和産業株式会社」がご協力をくださり、高圧洗浄機とコンプレッサーという高額機材を現地の業者様に無償提供という形で、ご支援させていただきました。
精和産業株式会社のご支援もあったからこそできた「塗装店の絆 プロジェクト」です。
私たち塗替え研究会は塗替えを通じて、微力ではございますが、これからも被災地への支援を続けてまいります。
- 精和工業産業株式会社
- 塗装機・洗浄機・コンプレッサーの製造販売・レンタル業
- http://www.seiwa.com/
- 宮城県石巻市 株式会社 スズユー塗装様
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精和産業株式会社・関係者各位様
このたびの震災によ り弊社は、事務所・機材等すべてのものを失いました。
その中で日本塗り替え研究会の支援の話を聞き申請させて頂きました。
絶望的な状況ではありますが皆様の支援・協力により今後の復興に向け前向きに頑張っていこうと思います。
このたびは本当にありがとうございました。大切に使わせていただきます。又田中会長はじめ関係者様にも従業員一同、感謝の気持ちで頑張っていこうと思います。
本当にありがとうございました。心より感謝・御礼申し上げます。
スズユー塗装 様より
- 宮城県仙台市泉区 有限会社 髙橋塗装工業様
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精和産業株式会社 様
前略
精和産業 株式会社様におかれましては、このたび当地を襲った東日本大震災に際しまして、ご厚情あふれるご支援をいただきましたこと厚く御礼申し上げます。
ご承知のとおり今回の地震を津波では甚大な被害をもたらしました。塗装機材の被害も多く途方に暮れる日々でした。今回ご支援のお話を聞き応募し、コンプレッサーのご提供頂けることに成り従業員一同と共に心から感謝しているところです。
東松島市の本社事務所は今の時点では立ち上げる事はできませんが仙台支店にて営業再開し、徐々に復興に向け進んでいるところです。
日本塗り替え研究会および田中会長の復興支援と精和産業㈱様のご支援にお答え出来る様に一日も早く元の生活に戻れるように従業員全員と共に力を合わせて頑張っていきたいと思います。
ご支援本当にありがとうございました。
取り急ぎ近況のご報告かたがたご支援のお礼を申し上げます。
早々
平成23年10月
有限会社 髙橋塗装工業
代表取締役 髙橋 淳
有限会社 髙橋塗装工業 仙台支店
宮城県仙台市泉区
- 宮城県仙台市 株式会社 櫻塗装工業様
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精和産業株式会社様
この度は震災を期にあのような高価な機械を頂き誠にありがとうございます。
被害地の復旧・復興の為に十分役立たせて頂きます。
ほんとうに有り難うございました。
櫻塗装工業
平成二十三年十月二十日
櫻塗装工業 櫻 隆
宮城県石巻市
- 宮城県石巻市 中島産業株式会社様へ
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【日本塗替え研究会 田中より】
阿部社長様
写真で惨状を見せていただいた時に、思わず「・・・。」
言葉になりませんでした。
そして、機械をプレゼントする企画の一番最初のお店だった事もあり、受け取っていただいた時に本当に喜んでいただいた事が嬉しくて、これは続けなくてはいけない!と強く思うきっかけになりました。
洗浄機でお家を洗って、ピカピカなお家に塗り替えして、宮城県石巻市を元気な町にしてください。
田中茂(岐阜県羽島市)
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【中島産業株式会社様 より】
この度の東日本大震災に際しまして、お見舞いご支援をいただき誠にありがとうございます。
幸いにも当社の者は皆無事でしたが、工場設備には甚大な被害を受け、作業が出来る状態ではありませんでした。
お蔭様で何とか工場も稼働にこぎつけ、社員全員が一丸となり復興に努力しております。
改めてご挨拶をさしあげる所ですが、まずは御報告かたがたお見舞いのお礼を申し上げます。
宮城県石巻市
中島産業株式会社
代表取締役 阿部 貞男
- 現場に行かせていただいた 田中より
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思った事は自分で動き、それを継続したい。そんな思いで災害ボランティアを続けてきました。
毎月1回の活動もまもなく12回目となり3カ月分くらいボランティアに行っている事になりました。
岐阜から13時間かけて車を走らせ、被災した塗装店さんに「がんばってください。」の気持ちを込めて、塗装機械をお届けしたり、住宅の泥出しや仮設店舗の塗装。
自分でも何故 毎月毎月、続けているのかはっきりした理由は分かりません。きっと、「人の力になりたい。」と言う気持ちがそうさせているのだと思います。
東北が被災地と、呼ばれなくなる日が来ることを心から願います。
被災者の方たちの心が癒される事を心から願います。
- 田中茂
- 宮城県女川町 女川建設組合 鈴木建設株式会社 様
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【日本塗替え研究会 鈴木 和洋より】
塗り研としてしてもそうですが、同じ人間として苦しんでいる方々のお役に少しでも、立ちたいといゆう思いから宮城県に行かせて頂きました。しかし被災者全員を助ける事はキャパ的に不可能な事。私達が一番身近でお困りの方々にセイワ産業様をご支援を通じ、復興のご協力をさせて頂きました。
やはり私達塗装屋が一番大切としている、高圧洗浄機とコンプレッサーを持って行かせてもらいましたが、本当に嬉しそうでした。次の日にもその機械を使用した現場の段取もしていて、まさにセイワさんに頂いた機械が復興の活躍をしてくれていると思います。やはり塗りバカが逢えば、自然と塗料の事、塗り研の事もお話しさせてもらいました。機械を送った人達にも塗り研への入会を打診し、共に復興をしていったら良いと思います。
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【女川建設業組合様より】
精和産業株式会社 様
この度は、高圧洗浄機及びコンプレッサーをご支援いただき誠にありがとうございます。
前代未聞の大震災から8ヶ月が経とうとしている今、建設業界は職人の人手不足、畳屋断熱材など、資材の提供も追いついていない状況の中、町の復旧・復興の為に尽力を尽くしているところです。
少しづつではありますが、確実に女川の町は復興へと前進しております。まだまだ先は長い道のりですが皆様初めご支援くださった方々のご厚情へ答えられますよう、組合員一丸となり、新たな町づくりへと邁進して参ります。
今後ともご指導、ご支援をお願い申し上げ書面にて失礼ではありますが、御礼とさせて頂きます。
女川建設組合
鈴木建設株式会社
鈴木富男
- あすか塗装工業 様
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津波により、塗装機械と倉庫が浸水し仕事が出来な状況になってしまったと話されていた佐藤社長。この度の支援を同業者の仲間から聞き応募されたとの事。とても前向きな方で一日でも早く石巻市を元の街に戻したい、元気な街にしたいと熱く語ってくれました。微力ながら今後も色々な形で復興支援できればと塗り研メンバー全員が頑張って参ります!
菅野建装 菅野雅樹
- ダイケン 様
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素敵な笑顔でお出迎えくださった、大橋社長。家も倉庫も失ったそうです。家族は全員無事で現在は親戚の家に住み仕事を再開し、復興に向け前進していると話してくれました。工場や公共施設の補修工事や塗替えといった内容が多く、建設業者は大忙しとの事。苦しんでる人、悲しん出る人を少しでも笑顔にしてあげたいと、素敵な街づくりに頑張っていきたいと話されてました。
千葉県より応援しております。くれぐれもお体に気を付けて塗替え旋風を巻き起こしてくださいね。
菅野建装 菅野雅樹
私は、一人で大きなことを出来るような人間ではありません。今まで周りに助けられここまで成長できたのだと思っています。2011年3月11日に起きた東日本大震災、私も千葉県にて被災した一人ですが、その時多くの人に助けていただきました。困難に遭遇している時、声を掛けてくれる先輩、支援してくれる頼もしい仲間がいるのは本当に心強かったです。しかし今回の震災で多くのものを失ってしまった方たちがいる今、仲間に助けられた自分が何もしないでテレビを見ては理解したつもりで同情している。私は間違った生き方をしていると感じ、一人でも多くの方に笑顔になってもらいたい!幸せになっていただきたい!という思いで活動しようと思いました。全国に仲間のいる塗り研メンバーであれば、もっと沢山の方に幸福を届けられると断言します。「思いの力は無限大!」ですね。今後とも継続的に支援していきます!
テレビで知ったつもりになっていた被災地の現状、4月に義援物資を届けに行こうと先輩に誘われたのが初めての活動でした。実際に目の当りにした光景に私は言葉を失いました。あたり一面が瓦礫と更地になっており、暮らしてたであろう家は津波に飲まれ全壊、街の道路もガタガタで至る所で地盤沈下が起きている。それでも町の人たちは力強く前向きに生きており笑顔で迎えてくれる強さに興味本位で来てしまった自分に情けなさを感じ2日間宮城県を回り帰路につきました。その後は反省と後悔の日々、何かをしなくてはいけないと思いながら、悶々と過ごしておりました。
そんな折に塗替え研究会の賛助会員である精和産業(株)様より、被災された塗装店さんへ高圧洗浄機と吹付用のコンプレッサーを無償にて支援したい!出来れば塗り研で直接、塗装店さんに届けて欲しい!というお話をいただきました。この時、私に出来る事が明確になり成すべきことが見つかった瞬間でした。しかし、被災した塗装店を見つけるのは思っていた以上に難しいことでした。なぜなら、津波によりお店も倉庫も破壊されており、所在地が不明になっていたからです。ですが、仲間の活動により少しづつ認知度が上がり支援希望の声が届くように! 最終的には支援台数を超えるほどのお問い合わせをいただきました。
その後は毎月3~5台の塗装機械を塗り研メンバーが届けていくことになり、直接お渡しすることが出来るようになりました。8月~11月にかけて25台を支援いたしましたが、お会いした皆様すべてが心より喜んでいただけたことに涙が出てしまいした。これからも色々な形で支援できればと思っております。
菅野雅樹
- 宮城県石巻市 株式会社 山上塗装工業 様
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精和産業株式会社様
この度の東日本大震災で私達が住む石巻市は想像を遥かに超える大打を受けました。
ライフラインも行き届かず食べる物にも困る生活。
時間が経つほどに聞こえてくる知人の不幸。
毎日が不安な状況の中、身近なボランティアをして生活をしていました。
弊社の倉庫も津波で1m近く水に浸かり、ほとんどの物が使えなくなりました。
2ヶ月が経ち、ようやく震災で中断していた現場を再開することができました。
コンクリート作りの外壁などはグラウド注入などをする為にパターンを吹き戻しする現場が多くコンプレッサーがなくリースで借りて補っていました。
そろそろ購入などと考えていた所に洗浄機、コンプレッサーを抽選で支援という情報を耳にしました。
精和産業様、から支援されたコンプレッサーで復興できる建物を感謝しながら直していこうと思います。
私達は、この震災で多くの人達に励まされ、支援され、応援されて勇気とやる気をもらいました。
このご厚意に報いる為にも地域の人達と協力しながら頑張って復興していこうと思います。
この度はコンプレッサーを支援して頂き、誠に有難う御座いました。
宮城県石巻市蛇田
株式会社山上塗装工業
代表取締役 山上 清
また少しではございますが、被災地への訪問時に、救援物資の配給をさせていただいたり、塗替え研究会として、全員が力を合わせて義捐金の送金もさせていただきました。
被災地で頑張っている同志がいること、その方が地域の復興のため、地域の皆さまの生活のために、ひたむきに頑張っていらっしゃること、私たち塗替え研究会はあの震災を決して忘れることなく、微力ではございますが、これからも継続的な支援をさせていただきます。
ようやく穏やかな季節になってまいりました。
さてこの度、中山様よりご連絡を頂き、日本塗り替え研究会(塗り研)の復興支援活動として、震災地域の皆様のお役に立てる機会を与えて頂き、会員一同嬉しく思っております。
陸前高田・未来商店街を築き上げている皆様、またそれを支援する皆様の思いに少しでもご協力できるように、塗り研会員皆で考え賛助会員の塗料メーカー様にもご協力頂きまして、今回コンテナの塗装に使用する塗料を、届けることができるようになりました。
塗装作業を手伝う事ができませんが、作業を協力してくださる方が沢山おられるとお聞きしました。どうか作業の際は安全に注意して作業して頂けたらと思います。
震災から一年が過ぎましたが復興にはまだまだ沢山の時間と労力が必要かと思われます。微力ではありますが今回だけでなく、今後も塗り研として復興支援活動に取り組んでいきたいと思っております。
未来商店街の皆様におかれましてはどうぞお体に気を付けてください。塗り研会員一同、陸前高田の一日も早い復興を願っております。
敬具
日本塗り替え研究会 会長 松村秀次